園長のコラム

絵本の楽しみ 言葉力を育てる

私は小さいころ、絵本の大好きな子どもでした。大人になって忘れていましたが、幼稚園の園長になって幼稚園にある絵本を見て「あっ!これ読んだことある!」と、小さいころの記憶がよみがえりました。そういう楽しい記憶があるのはとても幸せなことだと思います。神明幼稚園には素敵な絵本がたくさんあります。その中から園長の大好きなお勧めの絵本をご紹介します。

しょうぼうじどうしゃじぷた

園長のイチオシのおすすめ絵本。ちびっこ消防車の「じぷた」が大活躍する話です。

高圧車のパンプ君、はしご車ののっぽくん、救急車のいちもくさんにはそれぞれ得意なことがありますが、ジープを改造したちびっこのじぷたは、狭い山道をぐいぐい走ることが得意です。みんなも一人一人得意なことがあるね(^o^)。

そらいろのたね

ゆうじはある日、野原できつねから「そらいろのたね」をもらいました。その種を庭に埋めるとあ~ら不思議、大きなそらいろのおうちが生えてきました!

最後に、大きく育ったそらいろのおうちがおひさまにぶつかって崩れ落ちるとき「あっ!」と叫ぶと子どもたちも「あっ」という顔をするところがとても面白いです。

もこもこもこ

詩人の谷川俊太郎さんの名作絵本。各ページにいろんな色のいろんな形と、「もこ」「もこもこ」「ぽろり」など短いオノマトペだけが書いてある不思議な絵本です。絵を見せながら「もこ」「もこもこ」とゆっくり時間をかけて、2歳児・3歳児に何回も何回も読み聞かせます。そのたびに子どもたちは笑い転げて目を輝かせて聞いています。子どもたちはおうちや園でいろいろと経験して、心の中のイメージをふくらませて「もこもこ」の世界を楽しんでいるのだと思います。

神明幼稚園ではお帰りの会で、先生(ときには園長)が絵本を読みます。幼稚園の3年間は言葉の数・語彙が飛躍的に増え、言葉を使って思いを伝えたり、ものを考えるようになる大事な時期です。ただし、言葉の育ちのペースは一人一人違います。言葉の表出だけに注目せず、その子の中にある経験やイメージ、伝えたい・つながりたいという気持ちの育ちにしっかり目を向けていくことが大切だと思います。