幼稚園の子ども達の生活場面について、「やりたいか、やりたくないか」を縦軸、「やるか、やらないか」を横軸にして、マトリクス図を作ってみました。
やる | やらない | |
|---|---|---|
やりたい | やりたいからやる | やりたいけどやらない |
やりたくない | やりたくないけどやる | やりたくないからやらない |
そうしたら「4つの領域」が出来ました。
やりたいからやる
やりたくないけどやる
やりたいけどやらない
やりたくないからやらない
神明幼稚園の子どもたちには、幼稚園でこの4つの経験を全部しっかりとしてほしいと願っています。
1つ目の「やりたいからやる」こと。これは言うまでもなくとても大切な経験です。やってみたい、出来るようになりたい、上手になりたい。さまざまなことに興味を持ち、意欲を持って取り組む子になってほしいと思います。

2つ目の「やりたくないけどやる」こと。これも同じくらい大切な経験です。楽しく遊んだ後のお片づけ。次の日も楽しく遊ぶためにはやらなくてはいけないことです。かけっこで負けるのが嫌だからやりたくない、というのもよく見る光景ですが、がんばって挑戦する気持ちを育てたいと思います。最初は「やりたくないからやらない」から始まって、「折り合いをつける」ことを学んで成長していきます。

3つ目の「やりたいけどやらない」ことも大切です。砂場でどろだんごを作り始めたのに片づけの時間になってしまったとき。ターザンロープをやろうとしたら先に他のお友だちが遊んでいたとき。幼稚園ではそんなことがたくさんあります。情動の抑制、要するに「がまんする」ことも3歳4歳5歳の発達段階に応じて身につけてほしいと思います。

4つ目は「やりたくないからやらない」こと。これも時には必要な経験です。いつも他の子の意見に従っていた子が、「いやだ!僕はこれがやりたいんだ!」と主張したときはしっかり認めたいと思います。いつも「いやだいやで」は困りますが、時には断固拒否するべき場面も人生の中では必ずあるからです。
そして、幼稚園の段階でこの4つをすべてうまく出来なくてもいいと私は思います。子どもたちはこれから長い時間をかけて成長して行きます。4つの経験を繰り返しながら、その子らしく育っていってほしい、そんな子どもたちを見守っていきたいと思います。